GDB の要約

 GDB というデバッガの目的は、プログラムを実行したまま、その中で一体何が 起こっているのかを調査する、というところにあります。私たちは、 調査対象のプログラムを“あなたのプログラム”または“デバッグ中の プログラム”と呼ぶことにします。

 GDB は、4種類の機能 (に加えて、それらをサポートするような他の機能) を 実行することができます:

  1. プログラムを起動し、その実行結果が及ぼすであろう様々な事柄を報告する。

  2. 指定された状況において、プログラムの実行を停止する。

  3. 何が起こっているのかを検査する。そのことによって、プログラムが停止 した時、あなたはバグの原因を知ることができる。

  4. プログラムの状態を変更することができる。従って、あなたは、あるバグの 結果をリコンパイルすることなしに修整して、更に先の状態を知ることが できる。
 GDB は、C言語と C++言語で書かれたプログラムのデバッグに利用できます。 Pascal のサポートは現在インプリメント中であり、Fortran のサポートは GNU Fortran コンパイラが完成したときに実施されるでしょう。


目次に戻る